コンパウンドセット法

コンパウンドセット法は同じ筋肉を異なる二つ以上の種目で鍛えるトレーニング。

複数の種目で鍛えるため、コンパウンドセット法と呼ばれています。

 

二種目を1セットとして追い込んでいくため、一種目ずつ行うよりもパンプさせやすく、強い刺激を与えやすいのが特徴です。

そしてスーパーセット法と異なり、同じ筋肉を鍛えるテクニックですので、苦手な部位や大きくしたい筋肉があればそこだけを集中的に追い込むことが出来ます。

 

停滞期にある方や新たな刺激を与えたい方にはおすすめのトレーニングと言えるでしょう。

 

 

コンパウンドセット法のやり方

 

コンパウンドセット法は、スーパーセット法と同様に二種目で1セットとカウントします。

二種目を連続して行い、インターバルはセット終了毎に入れます。

 

例)大胸筋のコンパウンドセットの場合

1セット目 ベンチプレス+ダンベルフライ
インターバル
2セット目 ベンチプレス+ダンベルフライ
インターバル
3セット目 ベンチプレス+ダンベルフライ


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この場合でしたら、ベンチプレスとダンベルフライの間はインターバルは取らずにすぐ行います。

ただ、フォームが崩れてしまいそうなほど疲労してしまっている場合は、息を整える位の休憩は入れてしっかり行うようにしましょう。

連続して行うとはいえ、トレーニングの質が下がってしまうと効果も半減してしまいます。

 

 

コンパウンドセット法のポイント

 

コンパウンド種目(多関節種目)→アイソレーション種目(単関節種目)で行う
コンパウンド種目とは複合関節種目、多関節種目のことで、複数の関節や筋肉を使う種目。

アイソレーション種目は単関節種目のことで、主に一つの筋肉、一つの関節だけが使われる種目です。

コンパウンド種目は複数の筋肉が使われるため、重い重量で強い負荷を与える種目が多く、先にアイソレーション種目を行ってしまうとコンパウンド種目で重い重量を扱えなくなり、十分に負荷を与えることが出来なくなります。

 


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例えば胸でコンパウンドセット法を取り入れる場合、コンパウンド種目であるベンチプレスから始め、次の種目はアイソレーション種目であるダンベルフライを持ってくるようにした方が良いでしょう。

 

 

コンパウンドセット法のメリット

 

パンプアップさせやすい
コンパウンドセット法は筋肉が疲労している状態で、インターバルを取らずに続けて行うことで追い込むトレーニング方法。

そのため、筋肉に血液が集中し短時間でパンプアップさせやすいトレーニングです。

また、筋肉を休ませず負荷を与え続けることにより、乳酸などの代謝物が蓄積され、成長ホルモンの分泌も促進されると言われています。

筋トレと睡眠の関係!効率良く筋肉を付けるためには眠りの質も重要!でもお話しましたが、成長ホルモンには筋肉の成長を促す役割もありますので、筋肥大にも効果的なトレーニング方法と言えるでしょう。

 

 

レーニング時間の短縮
インターバルを取らずに二種目ずつ行うことで

インターバルの時間

筋肉が疲労するまでの時間

 

この二つの時間を短縮出来ます。

短期間ですぐ筋肉を追い込みたい時にはおすすめのトレーニング方法です。

短縮した分の時間を他のトレーニングに充てることも出来ます。

 

心肺機能の強化


種目間にインターバルを入れないということは、それだけハードなトレーニングになり、長時間続けて運動を行うことになります。

通常のインターバルを入れるトレーニングに比べて心肺機能へ負担が掛かりますので、心肺機能を強化されるのには向いているトレーニングです。